『 第一級アマチュア無線 無級からの挑戦!』(無線とパソコンのモリ)
本日は無線の免許を何も持っていない普通の人が挑戦した「1アマ挑戦」のご紹介です。
平成24年12月26日待ちこがれた合格通知が来ました。
事の始りは、2012年の新しい年が始まった頃、「1アマに挑戦したい」と相談を受けました。
この時点で4級免許も持ってなく、当たり前ですがAFもRFもRITもSWRも知らない状態でした。
「マ、いい機会かも、これで受かったら私が作成したアンチョコで受かる!って事を実証できるかも」って、
ちょっと安請け合い・・・が、最後は一緒に勉強に付き合うようになってしまって・・・
結果は・・
2012年4月テスト・・不合格(法規OK/工学NG)
2012年8月テスト・・不合格(法規OK/工学NG)
2012年12月テスト・・合格
3回目のテストで見事、1アマ合格を成し遂げてしまいました。
◆この普通の人が、どんな学習方法で合格したのか、その方法です。
①先ず
教材は、(販売されている問題集の書籍類は一切使っていません)
過去問題5年から7年分(過去問題5年分は書き込み用と白紙用の2部ずつ用意しました)
私が作成した通称「あんちょこ」の中から使ったのは、(A)と(B)
(A)私が作成した計算問題解き方集
(B)受信、送信、log単位表、dB表など
・CW暗記用トランプ(ハガキ半分にモールス符号を書いて私が作ってあげた暗記用トランプ)
②
学習方法は、
工学:先ず、過去問に直接答えを書き込んで学習、
計算問題は私の作成した「あんちょこ」を見ながら解き、覚えていきます。
もう1部白紙の問題を準備していますので、テスト勉強はこの白紙を使って解答していきます。
法規:暗記のみなので、過去問題5年分を自分で学習、私の手助けはありません。
◆この学習方法で
2012年4月テスト・・法規合格、工学不合格(あと2問○なら合格という、おしい点数でした)
2012年8月テスト・・法規合格、工学不合格
2012年12月テストに先立ち・・くじけそうな挑戦に少しお手伝いしました。
工学のみ2週間程、毎日4時間一緒に学習する事にしました。
11月の時点でおおまかには暗記済みでしたが、
全体にあやふやな暗記のように思えました。
改善点は下段にて。
2012年12月テスト・・合格
◆
合格への改善点①B問題をパーフェクトに解けるよう強化する。
②私の作成した「あんちょこ」に、当人が不得手な事項を書き足して行き「自分用あんちょこ」に仕上げました。
これで、1人で不得手な部分の復習をいつでも出来るようになり、勉強にはずみがついたようでした。
1日4時間程で過去問を3年分ずつ復習出来ました。
抜き打ちテストとして過去6年、7年前のテスト問題を使って、どの位解けるかをテストもしました。
そして、最後の2日間では、5年分を一気に復習、これを2回実施しました。
この一気復習が、結果的に非常に良かったようで、間違える所が良く分かって、念押し復習ができたようでした。
実際この時に念押しした問題が当日のテストで出ていました。
投げ出さず、言われた通り、しっかり学習しましたので、
12月のテストでは、なんと工学B問題はパーフェクト解答、余裕の合格を果たしました。
◆受験した本人の感想です「何回受験しても、とうてい受からないのではと思ったくらい、くじけそうになった。
過去問題をするのは良いが、裏をかいたような問題が多くなっているので、
良く問題を読んで、しっかり考えなければならない」と、
また、過去問についても「余裕があれば、5年間よりもっとさかのぼって知っておく方がいいと思う」との事でした。
◆最後に・・
今回は、無級からの1アマ挑戦記録ですが、4アマ、3アマ、2アマと順番にレベルアップするのも大変良い事で、
知識と技量を深めながら、かつアマチュア無線を楽しみながらレベルアップ出来ます。
むしろ、これらの方法を推奨するOMさんも沢山おられます。
むやみやたらに「電波が飛ばない・・」なんて嘆いていた理由が「電離層の影響か・・」と理解出来る日が来るのは、
やはり本当のレベルアップかと思います。
私の1アマ挑戦記も含めまして、皆様の学習に少しでもお役にたてれば幸いに存じます。
第一級アマチュア無線技士国家試験に挑戦した私の体験記は
「YL 1アマ講座」←こちらから
4回シリーズで書いています、お時間ございましたら、お立ち寄り下さい。
*「あんちょこ」画像も掲載しています。
(合格通知)
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